
ドラフトで注目を集めたビッグマン、シーズン開幕前から試練
NBAオクラホマシティ・サンダーに衝撃的なニュースが届きました。2025年NBAドラフト全体15位指名を受けた新人フォワード/センターの トーマス・ソーバー(Thomas Sorber) が、右膝前十字靭帯(ACL)断裂により 2025-26シーズンを全休 することが発表されました。
怪我の経緯と発表
ソーバーはオフシーズン中のワークアウトで右膝を負傷。精密検査の結果、ACL断裂が判明しました。手術を受けた後、長期のリハビリに入る見込みです。チームとESPN、AP通信、ロイター通信など複数のメディアがこの事実を確認し、公式に報道しています。
ソーバーはサマーリーグを足の違和感で欠場しており、トレーニングキャンプに向けた調整中に今回の負傷が発生。
チームは「長期的な視点で回復を支援する」とコメントしており、復帰時期は2026年以降になる見込みです。
- ESPN:Thunder rookie Sorber to miss season with torn ACL
- NBA.com:Thunder 1st-round pick Sorber tears ACL
- Reuters:Thunder rookie Thomas Sorber tears ACL, out for season
チームへの影響は?
今回の怪我により、サンダーは計画していたフロントコートの層の厚みを失うことになります。ソーバーはサイズとフィジカルを兼ね備え、ジョージタウン大学時代から守備力に定評のある選手として期待されていました。
さらに不運なことに、サンダーはここ4年間で3人のルーキーがシーズンを棒に振る怪我を経験しています:
- 2022年:チェット・ホルムグレン(足の怪我で全休)
- 2024年:ニコラ・トピク(膝の怪我で全休)
- 2025年:トーマス・ソーバー(ACL断裂で全休)
サンダーは昨季NBA優勝を果たしたばかりで、若手育成と即戦力の融合が進んでいたタイミング。ソーバーはアイザイア・ハーテンシュタインのバックアップ候補として期待されており、守備面でのローテーション構築に影響が出る可能性があります。
ソーバー選手について
- フルネーム: Thomas Francis Sorber
- 出身校:ジョージタウン大学
- ポジション:フォワード/センター
- 特徴:強靭なフィジカル、リムプロテクション能力、リバウンド力
ジョージタウン大学では1年目からスターターとして活躍し、平均14.5得点・8.5リバウンド・2.0ブロックを記録。
特にペイント内でのポジショニングとパス能力に優れ、NBAでは「守備型ビッグマン+プレイメイカー」としての成長が期待されていました。
ドラフト時には「即戦力級のディフェンダー」と評価され、将来的にはチームの内線を支える存在として期待されていました。
まとめ
ACL断裂は復帰までに約9〜12ヶ月を要する重傷ですが、近年の医療技術とチームのサポート体制により、完全復活の可能性は十分にあります。
サンダーは過去にもチェット・ホルムグレンの復帰を成功させており、ソーバーもその流れに続くことが期待されます。
サンダーにとって、ドラフト15位のルーキーをシーズン開始前に失うのは大きな痛手です。ACL断裂からの復帰は時間を要しますが、ソーバーが完全復活し、将来チームに貢献できる日をファンは待ち望んでいます。