2月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、イースタン・カンファレンスのチームとのアウェー5連戦がスタート。その初戦として敵地キア・センターへ乗り込んでオーランド・マジック戦に臨んだ。
試合は前半を終えてホームのマジックが66-52で14点をリード。だがウォリアーズはステフィン・カリーが前半だけで21得点をマークし、終了間際にリングからコートの3/4ほど離れた距離からスーパーロングスリーを放ち、これが見事に成功。
すると第3クォーターに入ってカリーが爆発。このクォーターだけでカリーは4本の3ポイントシュート成功を含む22得点を奪い、ウォリアーズは40-21で逆転し、第4クォーターでもカリーが13得点をたたき出し、最終スコア121-115で逆転勝利を飾った。
ウォリアーズはマジックにペイントエリアの得点で30-56と大差をつけられたとはいえ、3ポイントを成功率42.2パーセント(19/45)の高精度で沈めて今シーズン2度目の5連勝。
カリーは34分18秒の出場でフィールドゴール成功率64.0パーセント(16/25)、3ポイント成功率63.2パーセント(12/19)、フリースロー12本をすべて決め切り、今シーズン最多の56得点に4リバウンド3アシスト2スティールと暴れ回った。
これでウォリアーズは32勝27敗とし、ウェスタン・カンファレンス8位から7位へ浮上。8位のミネソタ・ティンバーウルブズ(32勝28敗)とは0.5ゲーム差、6位のロサンゼルス・クリッパーズ(32勝26敗)とも0.5ゲーム差の団子レースを繰り広げている。
マジック戦の56得点パフォーマンスを終えると、ウォリアーズは2月27日(現地時間)を“ステフィン・カリー・デー”とソーシャルメディアへ投稿。というのも、2013年の同日は敵地マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックス相手にキャリア初の50得点ゲーム(54得点)に加えて3ポイント11本成功、2016年の同日にはオクラホマシティ・サンダー戦で延長終盤に決勝弾となるディープスリーを放り込み、3ポイント12本成功の46得点と、驚異的なパフォーマンスを見せていた。

この試合を終えて、カリーは通算14度目の50得点ゲームを達成。これはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とウォリアーズOBリック・バリー(元ウォリアーズほか)と並んでNBA歴代7位タイ。 しかも30歳を超えて9度も達成したのはNBA史上最多と『ESPN』が報道。さらに、1試合で10本以上の3ポイントを沈めたのは26度目と、NBA歴代トップの記録を更新し続けている。 なお、この日ジミー・バトラーは5得点4リバウンド7アシストに終わるも、この男が加入後ウォリアーズは7勝1敗と絶好調。このまま白星先行で進めていくことができるかも注目だ。