【ニュース】プレイオフ 1stラウンド レイカーズ対ウルブズ 第4戦:ウルブズが劇的勝利で王手をかける|NBA News 2025 Playoffs

2025年NBAプレイオフ・ウェスタンカンファレンス ファーストラウンド、ロサンゼルス・レイカーズとミネソタ・ティンバーウルブズの第4戦が4月27日(日本時間28日)、ミネソタのターゲット・センターで行われ、ティンバーウルブズが116-113で劇的な勝利を収め、シリーズ3勝1敗と王手をかけました。

試合は終始一進一退の攻防が繰り広げられ、第4クォーター残り1分29秒にはレイカーズが3点リードを奪うも、そこからティンバーウルブズが14-6のランで逆転。残り39.5秒にはジェイデン・マクダニエルズがレイアップを決め、さらにフリースローも沈めて同点に。直後のレイカーズのインバウンドパスをマクダニエルズがスティールし、会場は熱狂に包まれました。

残り10.7秒、ティンバーウルブズのエース、アンソニー・エドワーズがドライブでレブロン・ジェームズからファウルを奪い、フリースローを2本沈めて3点リード。レイカーズは最後のポゼッションでオースティン・リーブスが同点となる3ポイントシュートを放ちましたが、惜しくもリングに嫌われ、ティンバーウルブズが勝利を掴みました。

この試合、ティンバーウルブズはアンソニー・エドワーズがゲームハイの43得点、9リバウンド、6アシストの活躍。ジュリアス・ランドルも25得点をマークしました。一方のレイカーズは、ルカ・ドンチッチが38得点、レブロン・ジェームズが27得点、12リバウンド、8アシストと奮闘しましたが、チームを勝利に導くことはできませんでした。

試合後、レイカーズのJ.J.レディックHCは、試合終盤のルカ・ドンチッチがトリップされたにも関わらずファウルがコールされなかったプレーに対し、「あれは明らかなトリップだ。彼はただ倒れたわけじゃない。ビデオを見返したが、トリップされている。あれでフリースローを得るべきだった」と不満を露わにしました。

◆「トリップ」とは?

記事で言及されている「トリップ」は、バスケットボールの試合において、意図的または偶発的に相手の足を引っ掛けたり、つまずかせたりする反則行為のことです。

分かりやすく言い換えるなら、以下のような表現が考えられます。

  • 足を引っかける
  • つまずかせる
  • 引っかけて倒す
  • 足に引っかかって転ばせる
  • 相手の進行を足で妨害する

要するに、ボールとは関係のないところで、相手の動きを足を使って邪魔をするプレイ全般を指します。ファウルと判定されると、相手チームにフリースローが与えられたり、ボールの所有権が移動したりする可能性があります。

レディックHCが問題視しているのは、「ルカ・ドンチッチがトリップされた」というプレイが審判に見逃され、ファウルと判定されなかったため、レイカーズがフリースローを得る機会を失ったという点です。

崖っぷちのレイカーズ、次戦で巻き返しなるか

この勝利で3勝1敗としたティンバーウルブズは、ファーストラウンド突破に王手をかけました。一方、崖っぷちに立たされたレイカーズは、ホームに戻って行われる第5戦で意地を見せることができるでしょうか。シリーズは4月30日(日本時間5月1日)にロサンゼルスで第5戦が行われます。

アンソニー・エドワーズ