【ニュース】連敗スタートのセルティックスがニックスに勝利、3ポイントが復調|NBA News 2025 Playoffs

5月11日(現地時間10日)にマディソン・スクエア・ガーデンで「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦が行われ、2位のボストン・セルティックスが3位のニューヨーク・ニックスと対戦した。

 2連敗スタートのセルティックスは試合序盤からアル・ホーフォード、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタムが3ポイントシュートを成功。リードしながら試合を進めると、ベンチから出場したペイトン・プリチャードも加勢し、36-20で最初の12分間を終えた。

 ルーク・コーネットの得点で始まった第2クォーターではリードを拡大。71-46と25点差で試合を折り返した。

 後半は第3クォーター開始1分19秒からドリュー・ホリデーの3ポイント、デリック・ホワイトのフリースロー2本で試合最大31点差に。その後は十分なリードを活かし、115-93で逃げきった。

 セルティックスは第1戦、第2戦で25パーセントに終わった3ポイント成功率が50パーセント。プリチャードが5本を含むチーム最多23得点、テイタムも5本を含む22得点に9リバウンド7アシスト2スティール、ブラウンが19得点6リバウンド5アシスト、ホワイトが17得点5リバウンド、ホーフォードが15得点9リバウンドをマークした。両者による第4戦は13日(同12日)に開催される。

セルティックスの3PTが復調

第1戦と第2戦では、3ポイントの成功率が25/100(25.0%)と低調だった。2試合いずれもロースコアの展開に持ち込まれ、20点のリードから追い付かれてニックスのクラッチ力に敗れることになった。単純なシュートタッチの良し悪しではなく、セルティックスの得意なハイペースの展開に持ち込み、そこからチームで良いシュートチャンスを作り出せるかが課題だった。

その課題にセルティックスは明確な回答を出した。3ポイントシュートの試投数は40本と彼らにとっては必ずしも多くはないが、20本(成功率50%)と確率良く決めた。スペーシングを改善してチームでチャンスを作り、打つべき選手が迷わず打ち切ることで、前半で3ポイントシュート19本中12本を決め、71-46と大量リードを奪う。過去2試合は終盤にガス欠に陥り、積極性を失ってニックスに逆転を許していたが、今回はペースを落とさず、ニックスに流れが行きそうな時間帯もオフェンスで取り返そうとするのではなくディフェンスで踏ん張った。

➡試合結果

ニックス 93-115 セルティックス
NYK|20|26|24|23|=93
BOS|36|35|25|19|=115