【ニュース】NBAファイナル第3戦、ペイサーズがホームでサンダーを下し2勝目を挙げる。|News 2025 NBA Finals

6月12日(現地6月11日)、2025NBAファイナル第3戦がペイサーズのホームで行われた。1勝1敗のタイで、迎えた第3戦はホームのペイサーズが116-107でサンダーを下した。シリーズの戦績は2勝1敗でペイサーズがリード。第4戦も引き続きペイサーズのホームで行われる。

ニュース引用

 ラスト12分は白熱のクロスゲームに。最後は98-98の同点で迎えた残り6分50秒から、ペイサーズが12-4のランで8点差をつけ、終盤もこのリードを守り切り、25年ぶりに地元でファイナルの勝利をあげた。

 ホームで会心の逆転勝利をあげたペイサーズは、マサリンがベンチからプレーオフ自己最多27得点、ハリバートンが22得点、9リバウンド、11アシスト、シアカムが21得点、6リバウンドとチームを牽引。10得点、5アシスト、5スティールと攻守に躍動したマッコネルの活躍も光り、ベンチスコアで49-18と大きく上回った。

 一方のサンダーはウィリアムズが26得点、7リバウンド、シェイ・ギルジャス・アレキサンダーが24得点、8リバウンドに3ブロック、ホルムグレンが20得点、10リバウンドを記録。だが、チーム全体で17ターンオーバー、第4クォーターは18-32と失速した。

参照元:【NBAファイナル】ペイサーズが2勝目でシリーズをリード!マサリンが27得点、ハリバートンがダブルダブルとホームで躍動<DUNKSHOOT>
記事元URL:https://thedigestweb.com/basketball/detail/id=97830

NBAファイナル第3戦、ホームのインディアナ・ペイサーズがオクラホマシティ・サンダーに勝利し、シリーズを2勝1敗とリードした展開は、まさにファイナルらしい激戦でした。

ペイサーズの勝利要因:層の厚さと粘り強さ

まず、ペイサーズの勝利は、そのベンチメンバーの活躍が非常に大きかったと言えるでしょう。特に、プレイオフ自己最多の27得点を記録したベネディクト・マサリン、そして10得点、5アシスト、5スティールと攻守にわたって躍動したTJ・マッコネルの存在は、ペイサーズに決定的な勢いをもたらしました。ニュースにもある通り、ベンチスコアで49-18と大きく上回ったことは、ペイサーズの選手層の厚さと、主力以外の選手たちが大舞台で臆することなくパフォーマンスを発揮できるチームとしての成熟度を示しています。

タイリース・ハリバートンとパスカル・シアカムという二枚看板がしっかり機能していることに加え、彼らをサポートする選手たちがこれだけ貢献できることは、今後のシリーズを戦い抜く上で大きな強みとなるでしょう。

また、ペイサーズは序盤こそサンダーに先行を許す展開でしたが、慌てることなく自分たちの持ち味である「早い展開」で追い上げを図り、最終的に逆転勝利を収めた粘り強さも特筆すべき点です。ホームの熱狂的なファンの声援も、彼らの士気を高める大きな要因となったことは間違いありません。25年ぶりに地元でファイナルの勝利を挙げた喜びは、チームのさらなるモチベーションに繋がるはずです。

サンダーの課題:ターンオーバーと第4クォーターの失速

一方のサンダーにとっては、悔しい敗戦となりました。シェイ・ギルジャス・アレキサンダー、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレンという若きタレントたちがそれぞれ高い得点力を示したものの、チーム全体で17ターンオーバーという数字は、勝敗を分ける大きな要因となりました。特に、クロスゲームとなった第4クォーターで18-32と失速したことは、今後の修正が急務であることを示唆しています。

ホルムグレン自身もターンオーバーの改善を誓っているとの報道もあり、チーム全体でこの課題に取り組む必要があるでしょう。若手中心のチームであるがゆえの経験不足が、こうした大舞台でのミスに繋がる可能性も考えられます。

シリーズの行方:歴史的データと今後の展望

今回の第3戦の結果は、シリーズの行方にも大きな影響を与える可能性があります。歴史的に見ても、1勝1敗で迎えたファイナル第3戦を制したチームが優勝する確率は80.5%と非常に高い数字を誇ると言われています。このデータは、ペイサーズに心理的なアドバンテージを与え、サンダーには少なからずプレッシャーをかけることになるでしょう。

しかし、サンダーもタレントが揃っており、今回の敗戦から何を学び、どのように修正してくるかが第4戦以降の見どころとなります。特に、ターンオーバーを減らし、第4クォーターでの集中力を維持できるかどうかが、彼らがシリーズをイーブンに戻し、巻き返すための鍵となるでしょう。

第4戦は再びペイサーズのホームで行われます。ホームでの勢いに乗るペイサーズが、このままシリーズを有利に進めるのか、それともサンダーが悔しさをバネに反撃を見せるのか。今後の展開から目が離せません。