ロサンゼルス・レイカーズは、日本時間12月20日(現地19日)に敵地で行われたサクラメント・キングス戦に113-100で勝利。先発出場した39歳のレブロン・ジェームズが新たなNBA記録を打立てた。 2003年ドラフト全体1位指名でNBA入りしたジェームズ。NBA22年目は歴代最長タイで、今季は現役最年長としてプレイしてきた。
キングス戦では34分間の出場で19得点、6リバウンド、7アシストを記録。通算1517試合目で通算出場時間が5万7471分に到達し、NBAのMVPを6度獲得し1989年に引退したカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)の5万7446分を抜いて歴代トップに躍り出た。プレーオフでは11,838分間を記録、合計約70,000分間(フルゲーム1,458試合相当)をプレーしてきた事になる。
試合前に「常に身体を最高の状態に保とうと努めてきた」と語っていたジェームズ。ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によれば、ジェームズは試合後に「年寄りだとか、いろいろ言われたよ」と笑ったという。 通算得点ですでに“ジャバー超え”を果たしていたジェームズ。この試合では、レイカーズ移籍7年目でフランチャイズ通算1万得点も突破した。 21得点、19リバウンドと活躍したアンソニー・デイビスは、「彼は天性のリーダー。混沌としている時にコントロールすることができる」と百戦錬磨の相棒を称賛した。
ジェームズは「偉大な選手たちと一緒になれるのはとても名誉なことだ。チームメイトの役に立ち、20年以上、高いレベルでやってこれた」と振り返りつつ、「出場時間の歴代最多記録を打ち立てたばかりだ。次の試合のことはまだ考えていない」とこの日ばかりは余韻に浸りたい意向を示していた。
彼はさらに、NBA通算フィールドゴール試投数とターンオーバー数の記録も保持しており、アシスト数では4位、スティール数では8位、リバウンド数では29位にランクされている。
レブロンに続き、アブドゥル・ジャバー(57,446分)、カール・マローン(54,852分)、ダーク・ノビツキー(51,368分)、ケビン・ガーネット(50,418分)が出場時間のトップ5。
また、ジェームズは、この勝利でアブドゥル・ジャバーを抜いただけでなく、レイカーズで通算1万得点の大台も突破した。チーム史上13位(1万2)で、殿堂入り選手のジャマール・ウィルクス(1万601)を抜いて10位に上がるには、今シーズンあと600得点必要だ。その過程で、ジェームズは殿堂入り選手のジョージ・マイカン(11位、1万156得点)とバーン・ミケルセン(12位、1万62得点)も抜くことになる。