デュラントが絡んだ動きはNBA史上最多7チームが絡んだ大型トレードで正式に成立

ケビン・デュラント、7チーム巻き込む超大型トレードでロケッツへ移籍
ケビン・デュラント、7チーム巻き込む超大型トレードでロケッツへ移籍

2025年7月7日(日本時間)、NBA史上前例のない7チーム間のメガトレードが正式に成立し、スーパースターケビン・デュラントがフェニックス・サンズからヒューストン・ロケッツへ移籍することが発表された。この理解を超えたトレードを取り上げてみました。

BASKETBALL KINGは以下のように報じています。

 7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。NBAではフリーエージェント(FA)との契約解禁を迎え、これまで合意と報じられてきた再契約や延長契約、新契約などが続々と発表された。

 そして6月23日に合意と報じられたケビン・デュラントを絡めたヒューストン・ロケッツとフェニックス・サンズのトレードは、最終的に7チーム間の超大型トレードに発展。7チームが絡んだトレードはNBA史上最多記録となった。

 ロケッツとサンズ、さらにアトランタ・ホークス、ブルックリン・ネッツ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズがそれぞれ獲得した内容は下記のとおり(以降チーム名は略称)。

参照元:デュラントが絡んだ動きはNBA史上最多7チームが絡んだ大型トレードで正式に成立
記事元URL:https://basketballking.jp/news/world/nba/20250707/553339.html

  • ヒューストン・ロケッツ(デュラント獲得)
  • フェニックス・サンズ(デュラント放出)
  • ブルックリン・ネッツ
  • ゴールデンステイト・ウォリアーズ
  • アトランタ・ホークス
  • ロサンゼルス・レイカーズ
  • ミネソタ・ティンバーウルブズ
チーム 主な獲得選手・資産
ロケッツ ケビン・デュラント、クリント・カペラ
サンズ ジェイレン・グリーン、ディロン・ブルックス、
2025年ドラフト1巡目10位指名権(カマン・マルアチ)、
その他若手選手と複数の指名権
ネッツ 2026年・2030年の2巡目指名権
ウォリアーズ 2025年ドラフト2巡目指名選手(アレックス・トゥーイー、ジャマイ・メイシャック)
ホークス デイビッド・ロディー、2031年2巡目指名権の交換権、金銭
レイカーズ アドゥ・シーロー(2025年ドラフト2巡目36位)、金銭
ウルブズ ロッコ・ジカースキー(2巡目45位)、将来の2巡目指名権2つ、金銭
  • 通算:1123試合出場、平均27.2得点・7.0リバウンド・4.4アシスト
  • MVP1回、ファイナルMVP2回、オールスター15回、オールNBA11回
  • 昨季(2024-25):平均26.6得点・6.0リバウンド・4.2アシスト・3P成功率43.0%

ロケッツは昨季プレーイン圏外に沈んだが、デュラントとカペラの加入により、一気にプレーオフ進出を狙える戦力を整えた。若手中心のチームに経験と得点力を加えることで、再建から勝負モードへの転換を図る。

このトレードは、各チームが再建・補強・資産整理といった異なる目的を持ちながらも、利害が一致したことで実現した“奇跡のバランス”とも言える。NBA史上初の7チーム間取引というスケールの大きさもさることながら、デュラントという歴史的スコアラーの移籍は、リーグ全体に大きな波紋を広げている。