【ニュース】グレッグ・ポポビッチが29シーズンのコーチキャリアを終える|NBA News

NBA史上最多勝利数を誇るコーチ、ポポビッチがスパーズのバスケットボール運営部門の社長に就任。

グレッグ・ポポビッチ

グレッグ・ポポビッチ監督は金曜日、サンアントニオ・スパーズの監督を退任した。同監督はチームを5度のNBA優勝に導き、リーグ史上最多勝利数を記録し、バスケットボール殿堂入りを果たした30年間の活躍に終止符を打った。

ポポビッチ氏は「バスケットボールに対する愛と情熱は残っているが、ヘッドコーチの職を退く時が来たと決断した」と語った。

彼はチーム社長に就任する。シーズン最後の77試合でポポビッチの代役を務めたスパーズのアシスタントコーチ、ミッチ・ジョンソンがチームのコーチに就任する。

76歳のポポビッチ氏は、 11月2日にチームのアリーナで脳卒中を起こし、今シーズンは5試合を除く全試合を欠場した。それ以来、公の場で発言していないが、少なくとも一度はチームに向けて発言し、3月下旬にはコーチ職に復帰したいとの声明を発表していた。しかし、残念ながら復帰ではなく退任となった。

ポポビッチ監督は「スパーズのヘッドコーチとして私に奉仕することを許してくれた素晴らしい選手、コーチ、スタッフ、そしてファンの皆さんに永遠に感謝するとともに、私にとってとても意味のある組織、コミュニティ、そして街を今後も支援する機会を得られたことを嬉しく思います」と語った。

現地2022年3月11日にコーチングキャリア通算1336勝目を飾り、NBA歴代最多勝記録を更新した名将グレッグ・ポポビッチの特集動画

ポポビッチのキャリアは1422勝869敗という成績で幕を閉じた。この成績には、ジョンソンが指揮を執った今シーズンの77試合(32勝45敗)も含まれている。また、彼はスパーズでプレーオフ170勝を挙げており、これはどのチームでも最多勝記録であり、通算ではフィル・ジャクソンの229勝、パット・ライリーの171勝に次ぐ3位である。