日本時間3月6日(現地5日)、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボがレギュラーシーズンの通算得点が2万点に到達した。

この日行なわれたダラス・マーベリックス戦に出場したアデトクンボは、25分出場して32点、15リバウンドを記録。第3クォーター途中でマイルストーンに到達した。
30歳89日での達成は、レブロン・ジェームズ(28歳17日)、ケビン・デュラント(29歳103日)、コービー・ブライアント(29歳122日)、ウィルト・チェンバレン(29歳134日)、マイケル・ジョーダン(29歳326日)に次いで史上6番目の若さである。
試合後アデトクンボは、「自分を振り返った時に感情的になるとは言いたくないけど、いい気分だよ。これまでの道のりを誇りに思う」とコメントしている。 バックスのホームで行なわれたこともあり、2万点到達後のタイムアウトではトリビュート映像が会場内で流れた。しかしドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が邪魔してその映像を見られなかったと、アデトクンボは冗談交じりに明かした。 「『ヤニス、ヤニス、プレイに集中しろ』ってずっと言ってきたんだ。コーチ、キャリアで2万点という瞬間はそう何度も訪れるものではないって」と笑いながら振り返っている。
2023年12月に一足先に2万点をクリアしていたチームメイトのデイミアン・リラードは、アデトクンボが達成した後のタイムアウトでベンチに戻った際に、「クラブへようこそ」と一言声をかけたという。 なお、アデトクンボは3万点を達成するつもりか問われると「1000%」と答えたものの、数字よりも勝利が重要と考えている。
「(3万点は)必ず達成するよ。どうやって達成するかは分からないけど必ず達成する。でもそれが目標ではない。2万5000点、2万7000点、3万点なんてレガシーにはカウントされないと思う。勝つことの方が大事なんだ」 4連勝を飾ったバックスは、直近9試合で8勝目と調子を上げている。開幕直後は2勝8敗と苦しいスタートだったが、ポストシーズンへ向けて視界は良好だ。