ジャレン・ブランソンが32得点、左膝を打撲しながらもカール=アンソニー・タウンズが24得点13リバウンドを記録。ニックスはカンファレンス決勝の第5戦でインディアナ・ペイサーズを111-94で破り、このシリーズの戦いの生き残りに成功しました。
ニューヨーク・ニックスのプレイヤーの主なスタッツ、ブランソンがゲームハイの32得点に5リバウンド、5アシスト、カール・アンソニー・タウンズが24得点、13リバウンド、ジョシュ・ハートが12得点、10リバウンド、2スティール、ミケル・ブリッジズが12得点、5アシスト、OG・アヌノビーが11得点、3スティールを記録。
ペイサーズのプレイヤーの主なスタッツだが、チームトップはなんとベンチスタートのベネディクト・マサリンが23得点、9リバウンドだった。パスカル・シアカムが15得点、6リバウンド、5アシスト、3スティール、オビ・トッピンが11得点。このシリーズで平均24.3点、7.0リバウンド、11.0アシストのタイリース・ハリバートンが、2/7のシュート成功でわずか8得点と6アシストと不完全燃焼。
この勝利でニックスは今シリーズ初めてホームで勝利を収め、ペイサーズの球団史上2度目のNBAファイナル進出を阻止。次戦はペイサーズのホームで再び対戦します。
ニックスは2000年以来のカンファレンス決勝で戦いを延長し、シリーズ3勝1敗から逆転勝利を収めた歴代14番目のチームとなる望みをつなぎました。カンファレンス決勝でホームでの最初の2試合を落としてからシリーズを制したチームは、NBAの歴史上ないことからペイサーズ有利の状況だ。第6戦、第7戦を制し、歴史を塗り替えることが出来るのだろうか。
エースのブランソン、フランチャイズのPO記録
ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンが大活躍。両チーム最多の32得点に5リバウンド5アシストを奪い、今年のプレーオフだけで10度目の30得点超えを達成。
ニックスのプレイヤーが単年のプレイオフで30得点以上を10試合達成したのは今シーズンのブランソンがフランチャイズ史上初となる。これまでの最多記録は1984年のバーナード・キングの8度、ちなみにブランソンは2024年にも7度も記録していた、この記録に関しても球団史上3位に入っているのだから驚きだ。
ブランソンは今プレーオフで、30得点と5アシストの両方を10試合以上で記録しました。これはNBAの歴史上、マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズ時代の1989、1990、1992年)、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ時代の2015、2017、2018年、現ロサンゼルス・レイカーズ)、そして今季のシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)にしか達成されていなかった、まさに史上4人目の偉業です。
ディフェンスが光るニックス
2日前の第4戦で、第1クォーターに43失点を喫したニックスでしたが、この夜はペイサーズを前半わずか45得点に抑え込みました。第4戦で32得点15アシスト12リバウンドと大活躍したタイリース・ハリバートンを8得点6アシストに抑え込むことに成功しました。
第4戦でポイントガードの直接対決に敗れたブランソンは、この夜、ニックスでのポストシーズン30得点以上ゲームを球団記録となる21回に更新し、見事に復活しました。
「我々は崖っぷちに立たされていた。だから、持っている全てを出し切るしかなかった」とブランソンは語りました。
ペイサーズはベンチから出場したベネディクト・マザリンが23得点を挙げましたが、敵地6連勝は途絶えました。ペイサーズのフィールドゴール成功率はわずか40.5%に終わり、今ポストシーズンで最も低い得点となりました。
「明らかに、我々は必要なレベルの力を発揮できなかった」とペイサーズのリック・カーライルHCは述べました。「リバウンドでもターンオーバーでも負けた。シュートも入らなかった。ニックスの奮闘が大きかった。彼らを大いに称賛すべきだ。我々はもっと良いプレーをしなければならないだろう」。