フラッグがレブロン以来の“1位指名選手”に!1977年以来の“白人アメリカ人ドラ1“としても脚光

6月26日(現地6月25日)、ブルックリンのバークレイズ・センターで開催された「NBAドラフト2025」において、デューク大学のクーパー・フラッグ選手がダラス・マーベリックスから堂々の全体1位指名を受けました。
ニュース引用
DUNKSHOOTは以下のように報じています。
昨年のパリ五輪前のアメリカ代表合宿では、代表メンバーの練習相手を務める「セレクトチーム」にNBAの若手選手に交じって選ばれ、存在感を発揮。ここでマッチアップも経験したレブロンはドラフト前、22歳下の後輩について「彼は偉大な選手になりたがっている」と期待を寄せた。
「彼はデューク大で素晴らしい1年を過ごした。フロアで様々なことができる。ボールを持っていても持っていなくてもプレーできる。ジャンプショットは今後も向上していくだろう。素晴らしい運動能力の持ち主で、2回目のジャンプも速い」
また、「彼は俺と違って、殿堂入りする選手たちがいるチームに加わるというメリットもある」と、アンソニー・デイビス、カイリー・アービング、クレイ・トンプソンらベテランスターがいるマブズに入団する利点も語っていた。
一方、現地メディアでは、フラッグが「1977年以来の白人アメリカ人ドラ1選手」としても注目を集めている。
1977年にミルウォーキー・バックスから全体1位で指名されたのは、センターのケント・ベンソン。キャリア11年間で通算680試合、6168得点をあげたビッグマンだが、彼を最後に47年間にわたって白人の自国産ドラ1プレーヤーは現われていなかった。
参照元:【NBAドラフト】フラッグがレブロン以来の“年少1位指名選手”に!1977年以来の“白人アメリカ人ドラ1“としても脚光<DUNKSHOOT>
記事元URL:https://thedigestweb.com/basketball/detail/id=98469
海外報道機関のコメント
海外の報道機関は、クーパー・フラッグの1位指名について、概ね興奮と期待に満ちたコメントを寄せています。
マブスのニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)は、記者会見でフラッグについて次のようにコメントしています。
- 「世代を代表する才能であるクーパーを指名できたことについて、頭からつま先まで興奮が止まらない。彼はこのチームで、自分のペースで成長できると思う。私たちには、彼の成長を支える環境がある。彼が良い状態の時はもちろん、最善でない時でさえも勝負に勝てるチームになるんだ」
- さらに、「最終的に、(マブスは)クーパーのチームになるだろう。それがいつかはわからない。だからこそ、今勝つことを重要視しつつ、将来にわたって勝てるチームになるための準備も整えるべきだ」と語り、フラッグを長期的なチームの核として考えていることを示唆しています。
ESPNは、フラッグが2003年にクリーブランド・キャバリアーズから指名されたレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)に次いで、ドラフト全体1位指名されたNBA史上2番目に若い選手となったことに注目しています。
マサカリテクノのコメント
1977年以来の白人アメリカ人のドラフト1位:クーパー・フラッグが歴史を刻む
クーパー・フラッグのNBAドラフト全体1位指名は、単なる才能ある若手選手の台頭以上の意味を持ちます。彼がこの栄誉を手にしたことで、1977年にミルウォーキー・バックスから1位指名されたケント・ベンソン以来、実に48年ぶりに白人アメリカ人選手がNBAドラフトの頂点に立つこととなりました。
この事実は、現代NBAのグローバル化と多様性を象徴するものです。近年、ドラフト1位指名選手は、ビクター・ウェンバンヤマ(フランス)、ザカリー・リザシェイ(フランス)など、アメリカ国外出身の選手や、非白人のアメリカ人選手が続いていました。その中で、純粋なアメリカ人としての白人選手が再び1位の座を射止めたことは、多くのバスケットボールファンに新鮮な驚きと、どこか懐かしい響きを与えています。
フラッグは、その卓越したスキルセットと、攻守にわたる貢献度で「世代を代表する才能」と称されています。彼の台頭は、単に白人アメリカ人選手の復権というだけでなく、NBAが常に新しいスターを迎え入れ、進化し続ける姿を示しています。歴史的な意味合いを持つ今回の1位指名が、今後の彼のキャリア、そしてNBAの未来にどのような影響を与えるのか、世界中の注目が集まっています。