「万能型フォワード」クーパー・フラッグ、その才能と可能性
クーパー・フラッグは、NBAの未来を担うと目されている超有望な若手バスケットボール選手です。特に、2025年のNBAドラフトでは全体1位指名が確実視されている「世代最強の逸材」として、すでに大きな注目を集めています。

基本プロフィール
- 名前:クーパー・フラッグ(Cooper Flagg)
- 年齢:18歳(2006年12月21日生まれ)
- 出身地: アメリカ・メイン州
- 身長/体重: 206cm (6フィート9インチ) / 約93kg (205ポンド)
- ポジション:スモールフォワード/パワーフォワード
- 出身校:デューク大学(Duke Blue Devils、2024–25シーズン)
大学での実績
平均スタッツ
- 19.2得点、7.5リバウンド、4.2アシスト、1.4スティール、1.4ブロック/試合
各種受賞記録
- NCAAファイナル4で「得点・リバウンド・アシスト・スティール・ブロック」においてチーム最多を記録
- ACCルーキー・オブ・ザ・ウィークを12回受賞
どんな選手? そのプレースタイルと評価
フラッグは、その年齢からは想像できないほど完成度の高いオールラウンドプレイヤーとして評価されています。
【オフェンス評価】
- あらゆるエリアから得点可能な万能型
- 近距離〜中距離〜スリーポイントと、3層の得点力を備えるシューターとして高評価
- モントヴェルデ時代から3P成功率35〜39%、大学でもキャッチ&シュートやドリブルからのジャンプなど多彩な攻撃を披露
- フィニッシュ力も抜群で、フィジカルに勝る相手とも接触をものとせずリングを狙える能力がある 。
- プレイメイキング能力
- 高いバスケットボールIQと視野で、1年生ながらポイントフォワード的にも機能 。
- アシスト率26.8%、ターンオーバー率13.5%、AST/TO比率2.0と優秀な指標を残し、ボールを扱える万能型
- ピック&ロールやアイソレーションでも高いセンスを発揮 。
- 課題点
- シューターとしては改善の余地が残る(3Pの量産性、シュートフォームの安定性)
- ボールハンドリングもさらなる精度向上が必要で、ドライブ時にボールロストのリスクあり 。
【ディフェンス評価】
- スイッチ&リムプロテクションに優れる
- 6’9″の体格と7’0″のウィングスパンを武器に、スイッチしながら1〜5番を守れる能力
- オフボールでのブロック&スティール能力が高く、ラップやパスカットも得意
- 高いディフェンスIQと判断力で、チームディフェンスにおいて“掃除屋”の役割を担える
- スタッツでも証明
- スティール率2.7%、ブロック率4.3%、5年間大学でもBOX+-高水準 。
- ラピッドな側面移動はやや控えめも、ポジショニングとタイミングでカバーしている 。
- 「Andrei Kirilenko」や「Kawhi Leonard」といった二刀流ディフェンダーと比較される
- 改善点
- 1対1における守備のクオリティ(横の速さ・ステップ転換)にはやや課題あり
- ポンプフェイクやドリブルによるかわしに対応しにくい部分も 。
総合評価
- 2ウェイ(攻守両方)で高いポテンシャルを持ち、NBAレベルでも即戦力になる万能フォワード。
- オフェンスでは3レベル得点+プレイメイカー化の余地、ディフェンスでは現代バスケに合致するスイッチ能力とリムプロテクションが最大の魅力。
- シュートの量産性やハンドリング、1on1守備の精度向上が課題だが、総合力で「フランチャイズ級の素材」として高く評価されています 。
【ジャンプ力】フラッグの垂直跳びは35.5インチ
ドラフトコンバインでのクーパー・フラッグの垂直跳びは