複数のPO進出チームが、ビール獲得に関心

フェニックス・サンズでの2年間は期待に応えられなかったが、ブラッドリー・ビールは今オフ、契約のウェイブ(保有権放棄)によってフリーエージェントになる可能性が高まっている。32歳のスコアラーは、過去2シーズンで平均17.6得点、FG成功率50.5%、3P成功率40.7%と効率的な数字を残しており、複数のプレーオフ進出チームが獲得に関心を示している。
有力な移籍先候補5チーム
デンバー・ナゲッツ
- 昨季は3P成功数がリーグ28位と課題を抱えていたナゲッツにとって、通算3P成功率37.6%のビールは理想的な補強。
- スターターではなくセカンドユニットでの起用が前提となるが、ウェストブルック退団後の穴埋めとして適任。
- セカンドユニットにはブルース・ブラウン、ハーダウェイJr.、バランチュナスらが揃い、層の厚さが際立つ。
ゴールデンステイト・ウォリアーズ
- ステフィン・カリー中心のシステムに適応可能な頭脳派スコアラーとして評価。
- ジミー・バトラー加入後も攻撃の多様性が不足しており、ビールのスキルセットが求められている。
- 高齢化が懸念されるが、経験豊富なベテラングループにフィットする可能性は高い。
ロサンゼルス・クリッパーズ
- ノーマン・パウエル放出によりバックコートに空きが生まれ、先発起用の可能性も。
- 守備面ではハーデンとのコンビに不安があるが、カワイ、ロペス、ズバッツが補完可能。
- パウエルと同年齢であり、戦力的な大幅な低下は見込まれない。
マイアミ・ヒート
- 長年トレードの噂があったが、FAでの獲得なら現実味が増す。
- 昨季はファーストラウンドでスウィープ敗退しており、攻撃力強化が急務。
- 現状ではヒーロー以外のバックコートが未確定で、ビールの役割は流動的だが、攻撃面での貢献は期待大。
ミルウォーキー・バックス
- リラードをウェイブしたことでガード陣に穴が生じており、ビールがその補完役に。
- アデトクンボ中心の攻撃において、オフボールでも機能できるスコアラーとして評価。
- 真のポイントガード不在の中、ビールが一定のプレイメイクを担う可能性も。
ビール移籍のニュースまとめ
ビールはサンズでの2年間こそ不完全燃焼だったが、効率的なスコアリング能力と経験値は健在。今後のキャリアを左右する移籍先として、プレーオフ進出経験のある5チームが現実的な選択肢となっている。 先発かベンチか、役割の柔軟性を受け入れられるかが鍵となりそうだ。