2月20日(現地時間19日)、NBAではオールスターウィークエンドがクリーブランドで開催。オールスター・サタデーナイトで行われた3ポイントコンテストでは、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが初優勝を果たした。
3ポイントコンテストは70秒間に、3ポイントラインのトップと左右のウイング、左右コーナーと「マウンテンデュー・ゾーン」の各2カ所を合わせ、合計7つのラックから3ポイントを決めた得点を競う。各ラックに置かれるボールは例年同様に5個ずつだが、今年からはトップとウイングの間の3ポイントラインから6フィート(約180センチ)後方に、新しく「マウンテンデュー・ゾーン」が加わった。
通常ボール(1点)とマネーボール(2点)に対し、「マウンテンデュー・ゾーン」にそれぞれ1つ配置されている「3-Ball」を決めると一気に3点が加算される。各選手が好きな位置に設置できるマネーボールラックを含め、通常ボール16個(16点)、マネーボール9個(18点)、3点ボール2個(6点)となり、最高得点は40点。まずはファーストラウンドを行い、上位3選手が決勝ラウンドに進んだ。
ファーストラウンドのトップバッターを務めたデズモンド・ベイン(メンフィス・グリズリーズ)が18点を記録すると、続くCJ・マッカラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ)は19点を挙げた。その後、3番手で登場したルーク・ケナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)がシュートタッチをつかみ、なんと28点という高記録をマークした。
4番目に登場したザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)が14点にとどまるも、5番手のパティ・ミルズ(ブルックリン・ネッツ)が21点をマーク。6番手での挑戦となったタウンズが22点、7番手のフレッド・バンブリート(トロント・ラプターズ)が16点で終えると、最後に登場したトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)はラストのマネーボールを沈め、22点で暫定3位のミルズを上回った。この結果、ケナード、タウンズ、ヤングの3選手が決勝ラウンドに進出。 チャンピオンシップラウンドでは、1番手のタウンズが躍動する。左ウィングの5本すべてを決めると、トップに置いたマネーラックからは5本中4本をヒット。さらには「マウンテンデュー・ゾーン」からも長距離砲を沈め、ケナードのファーストラウンドをも上回る29点を叩き出した。
続くヤングとケナードはともに26点と高記録を挙げるもトップバッターのタウンズには届かず。ビッグマンの中で唯一出場したウルブズの大黒柱は、見事なシュート力を発揮して初優勝を飾った。