ネッツのアシスタントコーチの妨害行為に対し、1万ドルの罰金処分

NBAは20日、ブルックリン・ネッツのデビッド・バンタープール(David Vanterpool)アシスタントコーチに対し、19日のワシントン・ウィザーズ戦で相手のパスの方向を変えたとして1万ドル(約114万円)の罰金処分を科した。

 

問題が起きたのはネッツが109-103でリードしていた試合時間残り5分42秒の場面で、ウィザーズのスペンサー・ディンウィディーがネッツベンチの目の前にいたカイル・クーズマにパスを出したときだった。

 バンタープール氏が手を伸ばしてパスをたたくしぐさを見せると、クーズマはボールを取り損ねてウィザーズのターンオーバーとなってしまった。 結局、このプレーが試合中に審判に見つかることはなく、試合はネッツが119-118で競り勝った。

 ウィザーズのジョセフ・ブレアHC代行は、このプレーの最も近くにいた審判から妨害行為は確認できなかったと言われたという。ウィザーズは1度だけ認められているコーチのチャレンジ権を行使していため、そのままプレーを続行するしかなかった。 この試合で主審を務めたベン・テイラー氏は、チャレンジする以外にリプレーを確認する「仕組み」は何もないとしている。 今回の問題では、ネッツに対しても2万5000ドル(約285万円)の罰金が科された。