ウィザーズが3試合ぶり勝利、復帰のビールが29得点

 NBAウィザーズは30日、地元ワシントンDCでキャバリアーズを110―93」(前半58―51)で下して18勝17敗。3試合ぶりに白星を挙げて勝率が5割未満に落ち込むことは回避した。

 モントレズ・ハレル(27)と八村塁(23)に続いてこの日になって主戦ガードのスペンサー・ディンウィディー(28)が新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となり、シューターのダビス・バターンズ(29)はコロナではない病気の影響で欠場。しかしプロトコル明けとなって4試合ぶりに復帰したブラドリー・ビール(28)がチーム最多の29得点と10アシストをマークして勝利に貢献した。

 ビールが前週までワクチンは未接種。しかし来月からワシントンDCが室内業務従事者への規制を強化するために、ようやく1回目のワクチン接種を受けたと伝えられている。

 ビール同様にプロトコル明けとなって4試合ぶりに復帰したケンタビアス・コールドウェルポープ(28)は12得点。カイル・クーズマ(26)は25得点と10リバウンドを記録している。

 ウィザーズはセンターのハレル離脱に伴い、Gリーグでプレーしていたウィチタ州立大(カンザス州)出身のハイメ・エチェニケ(24=211センチ)と10日間契約を締結。同選手は南米コロンビア出身の選手としては初のNBAデビュー(出場3分=無得点)を果たした。

 ウィザーズは苦戦した12月を5勝9敗で終了。新年最初の試合は東地区全体2位のブルズとの一戦(1日=ワシントンDC)となる。

 東地区全体5位でウィザーズ戦に臨んだキャバリアーズはケビン・ラブ(33)が24得点と11リバウンドを稼いだものの、連敗を喫して20勝15敗。コリン・セクストン(22)とリッキー・ルビオ(31)の両ガードがともに故障で今季の出場が絶望となっている中でシーズン中盤を迎えているが、スポーツ専門局のESPNはレイカーズのベテラン・ガード、ライジョン・ロンド(35)の獲得に動いていると報じている