現地時間12月20日(日本時間21日、日付は以下同)のサクラメント・キングス戦。ゴールデンステイト・ウォリアーズは試合の大部分でリードを奪って113-98で勝利を収めた。
約2週間ぶりのホームゲームで、ステフィン・カリーがゲームハイの30得点に4アシスト、2ブロック、デイミオン・リーが18得点、5リバウンド、オットー・ポーターJr.とゲイリー・ペイトン二世がそれぞれ12得点、アンドレ・イグダーラが10得点、6アシストをマーク。 そしてドレイモンド・グリーンが今季初のトリプルダブル(16得点、11リバウンド、10アシスト)に2スティール、2ブロックと大活躍。キャリア10シーズン目の今季、31歳のベテランは平均8.4点、8.0リバウンド、7.4アシスト、1.3スティール、1.0ブロックと、オールラウンドな成績を残している。
高いバスケットボールIQ、リーグ有数のディフェンス力とプレーメーキング能力を兼備する男は、ウォリアーズを語るうえでカリーに次いで欠かせない存在だ。 グリーンはすでにフランチャイズ史上最多となる31度目のトリプルダブルを達成しており、チームはその試合で30勝1敗(勝率96.8%)と驚異的な戦績を残している。 唯一黒星を喫したのは2019年のプレーオフ、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス・セミファイナル第3戦(19得点、11リバウンド、10アシスト)のみで、レギュラーシーズンに限定すれば依然として無敗を誇っている。
「彼は我々のエモーショナルリーダーなのはもちろんのこと、ディフェンス面で非常に有能なんだ。ブロックすることも、スティールを奪うこともできるし、相手オフェンスのポゼッションを台無しにすることだってできる。彼は(守備で)どうすればいいかというコツを知り尽くしている。しかもそれを長い間やってくれているのさ」
スティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)はグリーンへ最大級の賛辞を送っており、信頼度の高さが伺える言葉を発していた。 リーグベストのディフェンシブレーティング(101.2)を誇るウォリアーズで、グリーンはマンマークだけでなく、絶妙なタイミングでカバーリングやディナイ(相手のパスを通りづらくする動き)をこなしている。ここまでリーグトップの98.3というディフェンシブレーティングを残していることから、今季の最優秀守備選手賞(DPOY)の筆頭候補と言っていい。