サンズがJ.ダドリーと3年3000万ドルで契約

フェニックス・サンズは現地8日、このオフにワシントン・ウィザーズからフリーエージェント(FA)になったガード兼フォワードのジャレッド・ダドリーと総額3,000万ドル(約30億2,000万円)の3年契約を結んだ。古巣復帰となるダドリーは入団会見で、若いチームに必要なベテランのリーダー役として自身は「パーフェクト」だと、意欲を見せた。

2008-09シーズン途中からの4シーズン半をサンズで過ごし、スティーブ・ナッシュ時代後期のメンバーとして活躍したダドリー。アール・ワトソンHCは、「彼はプライドを持ってこのユニフォームを着ることを知っている」と、ダドリーの入団を歓迎した。

ライアン・マクドノーGMは、NBAでハイレベルの経験を積み、若いチームのリーダーになれる選手を求めていたとし、「若い選手にプレーを教えることができ、またコート内外でのプロフェッショナルのあり方を教えることができるリーダーを探していた」と話した。

ダドリーは、「何年も前からひそかにサンズ復帰を望んでいた」と明かすと、「今のタイミングで、この若いチームでのその役割に自分以上にうってつけの人物はいないと思う」と、リーダー役に意気込みを示した。

10日に31歳になるダドリーは昨季、ウィザーズで81試合に出場し平均7.9得点、スリーポイントシュート成功率42%をマーク。キャリア9シーズン通算では1試合平均8.4得点をしている。

また、今夏にゴールデンステイト・ウォリアーズからFAとなった33歳のガード、リアンドレ・バルボサは、サンズと2年契約で合意し、このオフにダドリーと同じく古巣復帰を果たすことになった。しかし、リオデジャネイロ五輪にブラジル代表として出場するため、正式契約は数週間後になる見通しだ。