クリーブランド・キャバリアーズのファイナル制覇にリザーブとして貢献したロシア出身のセンター、ティモフェイ・モズコフが、ロサンゼルス・レイカーズと4年総額6400万ドル(約64億円)で契約した。
今月16日に30歳の誕生日を迎えるモズコフは、平均6.3得点、4.4リバウンドを記録した2015-16シーズンの年俸がわずか500万ドル(約5億円)だった。
レイカーズのミッチ・カプチャックGMは、「ティモフェイは守備で試合の流れを変える能力があり、われわれが必要としていたセンターポジションを埋めてくれる選手だ」と称賛し、「彼をチームに迎えられてとても喜んでいる」と歓迎した。
身長216センチのモズコフが望んでいるのは、1950年代にチームのスター選手として活躍したジョージ・マイカンをはじめ、シャキール・オニール、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ウィルト・チェンバレンらレイカーズを優勝に導いた名センターの足跡をたどることだ。
ニューヨーク・ニックスなどでプレーし、昨年ドラフト2巡目指名権と引き換えにデンバー・ナゲッツからキャバリアーズに加入したモズコフは、NBAでの計6シーズンの通算成績を平均6.9得点、5.0リバウンドとしている。
ロシアのプロリーグで6年間プレーしていたモズコフは、2012年のロンドン五輪で母国の銅メダル獲得に貢献している。