今夏にマイアミ・ヒートからフリーエージェントになったガードのドウェイン・ウェイドが現地6日、13シーズンを過ごしたヒートを退団し、故郷のチームであるシカゴ・ブルズに移籍することを決断した。
ウェイドは、総額4,700万ドル(約47億5,000万円)の2年契約でブルズと合意。ヒートからは総額4,000万ドル(約40億4,000万円)の2年契約をオファーされていた。この2チームのほかにも、ミルウォーキー・バックス、デンバー・ナゲッツとも面談を行った。
プロ入りからヒート一筋でプレーしてきたウェイドは声明文の中で、移籍はとても胸が痛むつらい決断だったとし、「簡単な決断ではなかった。しかし、自分自身と家族にとって正しい選択をしたと思っている」と述べた。
また、ブルズに憧れてバスケットボール選手になろうと思ったことや父親との思い出などにも触れ、「自分のルーツを忘れたことはない。最初にバスケットボールへの愛情をくれたチームでプレーできる機会をいただき、感謝している」と綴った。
34歳のウェイドは昨季、74試合に出場して平均19.0得点、4.6アシスト、4.1リバウンドを記録。ヒートでの13シーズン通算では平均23.7得点、5.8アシスト、4.8リバウンドをマークし、オールスター選出12回、リーグ制覇3回、2006年ファイナルMVP獲得と華々しいキャリアを送った。