「ミスター・ビックショット」ビラップスが現役引退

NBAで17シーズンをプレーしたチャウンシー・ビラップス(37)が現地9日、米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』に対し、現役を引退する意向を伝えた。

2004年NBAファイナルMVPのビラップスは「選手としての強い願望はいまだ持っているものの、健康な状態を維持することが難しくなったという事実を、無視することはできない」と決断に至った理由を語った。過去3シーズンでは、通算で61試合の出場にとどまっていた。

ビラップスは「その時が来ただけさ。ハッピーだし、ワクワクしている。NBA人生は自分にとって最高のものだった」とキャリアを振り返った。

ビラップスは、1997年ドラフトでボストン・セルティックスに全体3位指名を受けNBA入り。トロント・ラプターズ、デンバー・ナゲッツ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・クリッパーズでもプレーした。土壇場でのクラッチシュートを決める場面が多く、「ミスター・ビックショット」という相性でも親しまれていた。

2013-14シーズンは、2004年にリーグ優勝を達成した古巣のデトロイト・ピストンズに復帰していた。