アレン・アイバーソンが正式に引退を発表

2001年にフィラデルフィア・セブンティシクサーズをNBAファイナルに導き、4度の得点王に輝いたアレン・アイバーソンが現地30日、正式に現役引退を発表した。

身長183センチと小柄な体格ながら、卓越したテックニックで大きな選手たちに挑み続けた続けたアイバーソンは、同日行われたシクサーズの開幕戦の前に、最後にもう一度だけ地元ファンの前に登場。「俺は死ぬまでシクサーズの一員だ」と語った。

「引退する日が来たら、それは悲劇の日だろうと思っていた。この日が来ることは想像できなかったが、やって来ることは分かっていた。今は、自分の決断に満足していると言えることが誇らしいし、幸せに感じている」と、晴れ晴れとした様子で述べた。

シクサーズは、ワシントン・ウィザーズ戦が行われる3月1日に、アイバーソンの背番号「3」を永久欠番とするセレモニーを行う予定だ。

1996年のドラフト全体1位でシクサーズに入団したアイバーソンは、デンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズでもプレー。2009-10シーズンにシクサーズに復帰したが、2010年2月20日の試合を最後にNBAではプレーをしていなかった。NBAでの14シーズンで、通算2万4368得点とリーグ歴代19位の記録を残した。