NBAの2013-14シーズンが、いよいよ開幕した。リーグ王者のマイアミ・ヒートは、エースのデリック・ローズが復活したシカゴ・ブルズと対戦。終盤には詰め寄られたものの、107対95で逃げ切り、3連覇に向けたシーズンを白星発進とした。
試合前に2013年リーグ優勝のチャンピオンリング授与のセレモニーを行ったヒートは、序盤に2対9と出遅れたが、残りの前半は決定力不足に苦しむブルズを52対24と圧倒。54対33でハーフタイムを迎え、第4Q序盤には25点リードを奪った。ところが、ブルズが食い下がり、試合終盤には8点差の接戦に。しかし、残り1分33秒にシェーン・バティエーが貴重なスリーポイントシュートを沈め二桁リードに戻すと、あとはブルズを寄せ付けなかった。
レブロン・ジェイムスは17得点、8アシスト、6リバウンドをマーク。試合後のインタビューでは「チームバスケの勝利。それがうちのチームのやり方さ」とコメントした。クリス・ボッシュは16得点、バティエーは全4本のスリーを決めて14得点、ドウェイン・ウェイドとマリオ・チャルマーズが13得点をマークするなど、7人もの選手が二桁得点をマークした。
一方、黒星スタートとなったシカゴ・ブルズは、カルロス・ブーザーが31得点、7リバウンドをマーク。2012年4月に左膝の前十字靱帯を断裂して以来、約1年半ぶりの公式戦となったローズは、34分間のプレータイムで15本中4本のフィールドゴール(FG)成功にとどまり、12得点という内容だった。