ホークスとニックスのトレードが成立した。ホークスはケビン・ノックスとホーネッツ経由の2022年NBAドラフト1巡目指名権を獲得し、ニックスはキャメロン・レディッシュとソロモン・ヒル、そしてネッツ経由の2025年NBAドラフト2巡目指名権を獲得するという。
レディッシュは2019年のドラフト全体10位で指名されたウイングプレーヤーで、1年目からローテーション入りし平均10.5得点を記録した。昨シーズンはケガの影響で26試合の出場に留まり、3ポイントシュート(成功率26.2%)に苦戦しながらも、11.2得点と平均得点を伸ばした。3年目の今シーズンはプレータイムが約5分減少したものの、11.9得点、3ポイントシュート成功率37.9%とキャリアハイの数字を残している。
ホークスはボグダン・ボグダノビッチやジョン・コリンズなど、複数の選手と大型契約を結んでいるためキャップスペースに余裕がなく、レディッシュのトレードを模索しており、それが実現した。ニックスにはデューク大のチームメートで、同年のドラフト全体3位指名を受けたRJ・バレットがいる。今シーズンのバレットの活躍は目覚ましく、レディッシュの加入は互いのパフォーマンスをさらに向上させるきっかけにもなりそうだ。
なお、ニックスはロスターに空きがなく、10日間契約のライアン・アーチディアコノを放出すると見られている。
ニックスから獲得したノックスは2018年のドラフト全体9位指名を受けたスモールフォワード。ルーキーイヤーに75試合中57試合で先発を務め、平均28.8分の出場で12.8得点、4.5リバウンド、1.1アシストを記録し、主力を担った。
だが、それ以降は右肩下がりで出場機会が減少し、今シーズンは平均8.5分のプレータイムで3.6得点と主要スタッツのほとんどがキャリアワーストの数字となっている。 昨シーズンに躍進を果たしたホークスとニックスだが、現在プレーオフ圏外と苦戦が続いている。今回のトレードで浮上のきっかけをつかむことができるか。