
フィラデルフィア・セブンティシクサーズの若手ガード、ジャレッド・マケインがオフシーズンのトレーニング中に右手親指の尺側側副靭帯(UCL)断裂を負い、2025-26シーズンの開幕戦出場が不透明となっています。
マケインは以前、左膝半月板の断裂で長期離脱を余儀なくされており、今回の怪我はその回復途上での再離脱となります。医療関係者によると、回復には4〜12週間かかる可能性があり、シーズン序盤の出場は難しい見込みです。
マケインのこれまでの活躍
マケインは2024年NBAドラフトで16位指名を受け、デューク大学からシクサーズに加入。ルーキーイヤーから注目の若手ガードとして活躍しました。
- 2024年11月:イースタン・カンファレンス・ルーキー・オブ・ザ・マンス受賞
- 昨シーズン(23試合出場):平均15.3得点、2.6アシスト、2.4リバウンド
- 3ポイントシュート成功率:38.3%
サマーリーグやトレーニング中に見せた成長の兆しは大きく、チーム内外から期待されていました。
チームへの影響と代替案
マケインの再離脱により、シクサーズはバックコートの再編を迫られています。
代役候補としては以下の若手やフリーエージェントが浮上しています。
- 2025年ドラフト3位指名 VJ・エッジコム
- 制限付きフリーエージェント クエンティン・グライムス
昨シーズンはジョエル・エンビードやポール・ジョージら主力も怪我に悩まされ、24勝58敗で低迷しました。今シーズンは若手の成長と怪我の影響軽減が鍵となります。
今後の見通し
シクサーズは2025-26シーズンの開幕戦を10月22日、ボストン・セルティックス戦で迎えます。
マケインの復帰時期は不明で、開幕戦での出場は難しい状況です。チームは医療スタッフと連携し、最適なリハビリプランを策定中です。
マケインの怪我はシクサーズのシーズンに大きな影響を与える可能性がありますが、若手選手の台頭とチームの団結力が勝敗のカギとなるでしょう。今後の回復状況とプレー再開が注目されます。