
ジャンプ力においては、NBA歴代最高?!
NBAの歴史において「ジャンプ力」といえば、マイケル・ジョーダンやビンス・カーターの名が真っ先に挙がります。しかし、公式の数値として最も高い垂直跳び記録を残したのは、意外にもNBAでスター選手になった人物ではありません。その名は D.J. Stephens(ディー・ジェイ・ステフェンズ)。彼は2013年のNBAドラフトコンバインで驚異的なジャンプ記録を叩き出し、今なお「公式最高記録保持者」として語り継がれています。
プロフィール
- フルネーム:D.J. Stephens
- 生年月日:1990年12月19日
- 身長:6フィート5インチ(約196cm)
- 体重:188ポンド(約85kg)
- 出身地:アメリカ合衆国
- ポジション:ガード/フォワード
- 大学:メンフィス大学
- NBAドラフト:2013年に指名なし
驚異のジャンプ記録
D.J. Stephensは、2013年のNBAドラフトコンバインで以下の記録を樹立しました
- スタンディング・バーティカルジャンプ(立ち跳び):
46インチ(約117cm)公式記録 - マックス・バーティカルジャンプ(助走付き):
53インチ(約135cm)非公式記録
この数値は、NBAコンバイン史上最高の記録。スタンディング・バーティカルジャンプ(立ち跳び)での46インチという記録もとてつもないですが、マックス・バーティカルジャンプの「53インチ」という助走付き垂直跳びは、リング上に頭が届くレベルであり、人間の跳躍力の限界を超えるものではないかと思われる。
ちなみに、この「53インチ」という数値は、WikipediaのD.J. Stephensのページに記載されており、NBA公式コンバインでの測定結果として紹介されています。ただし、NBA公式サイトやCombineの公式データベースでは、助走ありジャンプ(Max Vertical)に関しては明確な記録が公表されていない場合もあるため、53インチは一部メディアや関係者による報道ベースの情報と考えられます。
つまり、Standing Verticalの46インチは公式記録として確定しており、Max Verticalの53インチは「NBA Combine史上最高」として広く認知されているが、公式データベースには明示されていない可能性があるという位置づけです。
よって、現時点では当サイトでは非公式として扱うこととします。しかし、この選手のジャンプ力は動画を見る限り本物です。
D.J. Stephensとはどんな選手か?
D.J. Stephensはアメリカ・テキサス州出身のフォワード。身長は約196cmとNBA選手としては特別大きいわけではありませんが、驚異的な身体能力で注目されました。メンフィス大学時代に活躍し、コンバインで記録を残したものの、NBAではドラフト指名を受けられず、短期間の契約に留まりました。その後は海外リーグ(ヨーロッパ、中国、日本など)を渡り歩き、各国で豪快なダンクを披露しています。

キャリアの軌跡
- 2013年:NBAドラフトで指名されなかったものの、マイアミ・ヒートのオーランド・サマーリーグとダラス・マーベリックスのラスベガス・サマーリーグに参加。
- 2013年8月:ギリシャのイリシアコスBCと契約。
- 2014年3月:ミルウォーキー・バックスと10日間契約を結び、NBAデビュー。
- 2014年4月:バックスは2度目の10日間契約を提供せず。
- 2016年7月:メンフィス・グリズリーズと部分保証付きの2年契約を結ぶが、10月に解雇。
- 2016年以降:トルコ、ウクライナ、ドミニカ共和国、日本などでプレー。
日本でのプレー
2023-24シーズンには、Bリーグの千葉ジェッツに所属し、平均9.8得点、5.8リバウンドを記録しました。