アンソニー・エドワーズの運動能力の科学的分析
ESPNのアンソニー・エドワーズに関する特集動画で、興味深いものがあったので取り上げてみました。エドワーズのスピードやターン速度、最高到達点などの身体能力に関するデータが判明。アントマンの圧倒的な強さの秘訣をESPNスポーツサイエンスチームがリチャード・ジェファーソンと共に分析した動画です。
体重100kg超でありながら、驚異的なスピード
アンソニー・エドワーズは身長が6フィート4インチ(約193cm)で体重は225ポンド(約102kg)というがっちりとした体格。NBAのガードの平均200ポンド(約91キロ)よりも10kg以上重い、しかし、バスケットへ向かうスピードは驚くほど速い。
3ポイントラインからゴール到達まで、わずか1.5秒
3ポイントラインでほぼ静止した状態から、わずか1.5秒でゴールまでドライブすることができる驚異的なスピードである。この1.5秒という数字は、リーグで最も機敏なガードの一人であるカイリー・アービングに匹敵する。
回転速度|ROTATIONAL SPEED
彼の得意技である、ターンアラウンドシュートの際のターン速度は毎秒580度のスピードで回転している。
瞬時にディフェンスとのスペースを確保|SEPARATION
彼のスピードは、ドリブルだけでなくディフェンスとのスペース(間合い)を作る事でも有益のようです。アンソニー・エドワーズの持つ身体能力は、わずか0.5秒で1.5mの距離をディフェンダーからの距離を稼ぐことができる。これは、マイケル・ジョーダンが稼ぐ距離に近いものである。
速筋線維|FAST TWITCH MUSCLE FIBERS
A・エドワーズの運動能力の秘密:爆発的なパワーの源
アンソニー・エドワーズ運動能力の鍵は・・・急激なエネルギースパイクを生み出す能アンソニー・エドワーズが持つ驚異的な運動能力の鍵は、彼の体が瞬間的に莫大なエネルギーを生み出す能力にあります。
彼のような世界クラスのアスリートの場合、その原動力となっているのが「速筋線維」です。この速筋線維が、体内に蓄えられた化学エネルギーを、爆発的な動きに必要な力へと効率よく変換しているのです。
簡単に言えば、エドワーズは筋肉に蓄えられた「燃料」を、まさに一瞬で「ロケットの推進力」に変えることができるため、あの圧倒的なパフォーマンスを発揮できるのです。
跳躍の瞬間に発生する爆発力|PEAK POWER GENERATED
5000 WATTS = iPhone Power 4 HOURS?
アンソニー・エドワーズは、跳躍の瞬間に、最大で5,000ワットという途方もないパワーを生み出します。これは、iPhoneを約4時間連続で動かせるほどのエネルギーに匹敵するそうです。
打ち上げ力 510kg|LAUNCH FORCE 1125 LBF
エドワーズのジャンプ力の真髄
アンソニー・エドワーズがジャンプする際に、地面を約510キログラム重(kgf)もの力で蹴り上げているようです。これは、彼の体重(約102kg)の約5倍もの力を、瞬時に地面に加えていることを示しており、彼の爆発的なジャンプ力の源がいかに強力であるかを物語っています。
この驚異的なパワーにより、アンソニー・エドワーズは、およそ3メートル61センチもの高さまでジャンプできると推定されています。これは、リングの高さである10フィート(約3メートル5センチ)をはるかに超える驚異的な数値です。
まさにこの桁違いのジャンプ力があるからこそ、彼はバスケットから10フィート(約3メートル5センチ)以上も離れた位置から跳び上がり、まるで別次元のような豪快なダンクを決めることができるのです。通常の選手では考えられない位置からのダンクは、彼の並外れた身体能力の証と言えるでしょう。
LAUNCH FORCE (ローンチフォース)
- 直訳すると「打ち上げ力」や「発射力」となりますが、ここでは「跳躍力」や「離陸力」、つまりジャンプの瞬間に地面から得られる反発力、または地面に加える力を指します。体が空中に飛び上がるために必要な推進力のことです。
驚異的なブロック半径|BLOCK RADIUS 3270 FT³
フロアでのアンソニー・エドワーズは、重力を無視するような驚異的な跳躍を見せることで、そのブロックできる範囲(ブロック半径)は3,470立方フィート(約98.2立方メートル)にも及びます。
これは、エドワーズよりも身長が3インチ(約7.6cm)高く、腕の長さ(ウイングスパン)が0.5フィート(約15.2cm)も長いカワイ・レナードのブロック半径(3,220立方フィート)をも上回る数値です。
つまり、エドワーズが空中を制することで、相手のシュートは「アンソニー・エドワーズによって無慈悲に阻まれる」こととなるのです。彼のディフェンスにおける存在感は、まさに脅威と言えるでしょう。
アンソニー・エドワーズ 身長193cm ウィングスパン206cm
カワイ・レナード 身長201cm ウィングスパン221cm
まとめ:アントマンがNBAの次世代を担うスターになる理由
アンソニー・エドワーズ、通称「アントマン」が持つ異次元のディフェンス、桁外れの得点力、そして優れた司令塔としての能力。これらのすべてが、彼をNBAを牽引する次世代のスーパースターへと押し上げています。
彼の多彩な才能とプレーは、まさに「次のNBAの顔」となるにふさわしいものです。

ティンバーウルブズ史上、開幕5試合での最多得点記録
Most Points Through 1st 5 games Timberwolves History
- 1位 2024-25 アンソニー・エドワーズ/Anthony Edwards 149得点
- 2位 1999-00 ケビン・ガーネット/Kevin Garnett 139得点
- 3位 2019-20 カール アンソニー・タウンズ/Karl-Anthony Towns 134得点
- 4位 2023-24 アンソニー・エドワーズ/Anthony Edwards 131得点
- 4位 2013-14 ケビン・ラブ/Kevin Love 131得点