現地時間27日、NBAで12シーズンに渡ってプレーしたブライアン・グラントが、膝の慢性的な痛みにより引退を発表した。ブライアントは、1994年にセイビア大からドラフト1巡全体8位でサクラメント・キングス(1994-96)に指名されると、ポートランド・トレイルブレイザーズ(1997-99)、マイアミ・ヒート(2000-04)、ロサンゼルス・レイカーズ(2004)、フェニックス・サンズ(2005)と5チームを渡り歩いた。今年のドラフト当日にサンズからボストン・セルティックスへとトレードされたが、トレーニングキャンプ、プレシーズンとチーム練習には一切参加せず、26日に放出されていた。グラントは、「もう選手を止めるときが来たと決断した。ここ数年は最初の10年間のようなプレーが全くできなかった」と引退の理由についてコメント。これからは自宅のあるポートランドに定住する予定だ。
34歳のグラントは、キャリア通算で756試合出場、平均10.5得点、7.4リバウンドをあげ、2002年には平均10.3得点、10.2リバウンドのダブルダブルを達成している。また、グラントは1999年に社会奉仕活動を熱心に行った選手、コーチに贈られるJ.ウォルター・ケネディ市民賞を受賞するなど、チャリティ活動に尽力した選手としても知られている。今後については、「また、自分探しを行うよ。オレはもはやブライアン・グラントというバスケットボール選手ではない、新しいアイデンティティを見つけないといけないね」と述べ、まだ白紙の状態だ。
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