バイク事故から4シーズンぶりの復帰を目指しているニュージャージー・ネッツのジェイ・ウィリアムス。ここまでプレシーズン4試合では思うような結果を残せておらず、開幕ベンチ入りは微妙なところ。現地時間21日付けの「デイリー・ニューズ」(電子版)は、ウィリアムスが必要とあらば他チームへの移籍、もしくは下部リーグでプレーする可能性も示唆していると伝えた。
2003年4月にシカゴ・ブルズでのルーキーシーズンを終えたウィリアムスは、同年6月にバイク事故に遭い左足など数か所を骨折。選手生命を絶たれたかに思われたが、長く厳しいリハビリを経て、今年9月にネッツと契約を結んだ。現在ネッツで契約を保障されている選手は、リーグ規定の15人ちょうど。開幕ベンチ入り枠は12人で、ウィリアムスにはプレシーズンで結果を残すことが求められる。
しかし、ここまで4試合でのウィリアムスの成績は、1試合平均13.3分間の出場で4.0得点、1.0リバウンド、0.8アシスト。全米No.1プレーヤーと評されたデューク大時代の面影はない。それでも本人は、「デイリー・ニューズ」の取材に対し「NBAでプレーすることが最終目標。もし、1年間どこかほかの場所で実力を証明しろと言うのなら、それはそれで構わない」とコメントしている。
大学時代に輝かしい成績を残してブルズからドラフト1巡目(全体2位)で指名され、将来を嘱望されたウィリアムスだが、いまや全盛期の輝きはなく、リーグ生き残りを争っているのが現状。ひとつの事故でウィリアムスの運命は大きく変わった。本人は事故から多くのことを学んだと言う。「常に準備しておくことが大切だ。運命はいつ変わるか分からないんだから」。
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