【AS特集】NBAオールスター2025、4チームのミニトーナメント方式に |ALL STAR 2025

  • 従来のイースト対ウェストの対決から脱却: 従来の東西カンファレンス対抗戦ではなく、4チームに分かれて3試合を行うというミニトーナメント形式に。
  • 準決勝、決勝の3試合: セミファイナルが2試合、勝利チームがチャンピオンシップに進出し対戦。
  • 40点先取制: 各試合は40点を先取したチームが勝利。
  • イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスから3チーム:
    ファン投票やコーチ推薦によって選ばれた24選手を、レジェンドであり『TNT』のNBAアナリストであるシャキール・オニール、チャールズ・バークリー、ケニー・スミスの3人がGMとなり、8人ずつに分けチームを編成します。
  • ライジングスターズ優勝チーム: 残る1チームは、日本時間2月15日(現地14日)に行われる若手選手(NBAの1、2年目の有望な選手とGリーグの注目選手)が出場するライジングスターズという試合の優勝チームとなります。元WNBA選手のキャンディス・パーカー(チーム・キャンディス)の名が冠されたチームとなる。
左から、シャック、アーニー・ジョンソンJr.、K・スミス、C・バークレー

コーチについては、2月3日(同2日)時点の戦績で各カンファレンスのトップチームから選出される。ヘッドコーチ2名はそれぞれNBAオールスターチームのヘッドコーチを務め、もう1つのNBAオールスターチームとライジングスターズを制したチーム・キャンディスは、それぞれのアシスタントコーチが指揮官を務める。

NBAオールスターゲームに参加する4チームは、賞金総額180万ドルをかけて競う。優勝チームには各選手に12万5000ドル、2位チームは各選手に5万ドル、3位と4位チームは各選手に2万5000ドルが贈られる。(2024年12月22日現在、1ドルが約156円で換算)

    なお、NBA選手24人の選出方法はこれまでと変更なく、各カンファレンスのスターター5人はファン、現役NBA選手、メディアの投票によって選出される。リザーブ7人はNBAのヘッドコーチらによって選出されることとなる。

    なぜこの形式になったのか

    • 新たな興奮と戦略性: 従来の形式ではやや単調だった試合に、より多くの戦略性とドラマをもたらすことを目的としています。
    • ファンエンゲージメントの向上: 多彩なマッチアップや短い試合形式により、ファンがより一層楽しめることを期待しています。

    選手やファンからの反応

    • 賛否両論: 新しい試みであるため、選手やファンからは賛否両論の声が上がっています。
    • 伝統を重んじる声: イースト対ウェストの伝統を重んじる声も根強い一方で、新しい試みに期待する声も。

    この形式のメリット

    • 多様なマッチアップ: 東西カンファレンスの縛りのないNBA全体から選ばれるチーム同士の対戦により、普段見られないような組み合わせの対決が実現する可能性が魅力的。
    • より多くの選手が活躍: 4チームが参加することから若手からベテラン含め、従来よりも多くの選手が出場機会を得ることができ、個々のスキルをアピールする場となります。
    • 試合のテンポアップ: 40点先取制により、試合がよりスピーディーに進み、観客を飽きさせません。

    この形式のデメリット

    • 伝統の喪失: 長年続いたイースト対ウェストの対決という伝統が失われることへの懸念。
    • チームのバランス: ドラフトによってチームが編成されるため、チームのバランスが偏ってしまう可能性。

    まとめ

    2025年のNBAオールスターゲームは、新たな試みとして4チームによるミニトーナメントが採用されました。この新しい形式は、より多くのファンを惹きつけ、NBAのエンターテイメント性を高めることを目的としています。賛否両論あるものの、NBAは今後も新たな試みを続けていく。