1996年のドラフト全体1位でフィラデルフィア・76ersに指名されたアレン・アイバーソンは、トレードの噂について聞かれた時には、「気持ちは76ers」と繰り返してきた。そして現地時間9月30日の地元紙「フィラデルフィア・デイリー・ニュース」は、アイバーソンが29日にワコビア・センターで行われたメディア・デーに参加し、フィラデルフィアで全てのキャリアを過ごしたいと語ったと伝えた。
アイバーソンは、76ers一筋で過ごした10年間でMVPを1回獲得。オールスターに7度出場し、得点王にも4回輝いた。そして2004年には、米国のオリンピック代表に選ばれている。アイバーソンが手に入れたことがないのは、NBAチャンピオンだけ。76ersは、昨季38勝44敗に終わり、来年以降も優勝するのは厳しいように思われる。
そんな中同紙は、アイバーソンがフィラデルフィアに残りたい理由について語ったとし、コメントを掲載。「私は人生の浮き沈みがあったことで人間として成長し、ここで全てを学んだ。そして、これからもあらゆる障害を越えていかなければならないだろう。私はこのリーグにいる誰よりも優勝したいと思っている。そして、76ersで勝ちたいんだ。もし私に誰かがどこか他へ行くように話すなら、76ersでもそうしたように、移籍先でも私の持つバスケットボールの能力を全て発揮するさ。でも、その日が来るまで私は76ersの選手。そして、これからも毎シーズン、76ersでチャンピオンシップを狙い続けるよ」とした。
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