現地時間8日、NBAのコミッショナー、デビッド・スターン氏は、今季から使用される新たなボールに批判の声があがっているのを受け、このボールについての調査を開始することを明かした。米スポーツ専門ケーブル局「ESPN」(電子版)が伝えている。
今季から採用されるボールは、極細な合成繊維で作られ、試合を通してグリップ力が落ちないと発表されている。しかし、これまでマイアミ・ヒートのシャキール・オニール、フェニックス・サンズのスティーブ・ナッシュらが、滑りやすい、粘着性があり過ぎるなどと批判を展開していた。
これを受けて、スターン氏はボールの採用が厳しい審査を経て決定したことや、実験の結果、これまでのボールに比べて高い性能であると説明。しかし、多くの異論の声があがったこともあり、「今のところ、採用を見合わせる予定はないが、調査を開始するつもり。もしも何か見つかれば、我々にとっては試合が一番大事であるから、適切な対応しなければならない」と採用中止の可能性も示唆した。
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