オクラホマシティ・サンダーが劇的な成長を遂げた。シェイ・ギルジアス・アレクサンダーが35得点、ジェイレン・ウィリアムズが24得点を挙げ、サンダーは第7戦でデンバー・ナゲッツを125-93で下し、西カンファレンス・ファイナル進出を決めた。
【NBA】カンファレンス・セミファイナル：ナゲッツ対サンダー 第7戦（2025年5月19日）｜2024-25シーズン
レギュラーシーズンでリーグ最高となる68勝14敗を記録し、60勝以上を達成した最年少チームとなった第1シードのサンダーは、火曜日から始まるカンファレンス・ファイナルで第6シードのミネソタ・ティンバーウルブズをホームに迎える。サンダーにとってカンファレンス・ファイナル進出は2016年以来となる。
リーグ最高のチームとしての地位を確立するため、サンダーは3度のMVPに輝くニコラ・ヨキッチ擁するデンバーの壁を乗り越えなければならなかった。ナゲッツは2023年のNBAチャンピオンであり、今季のファーストラウンドではロサンゼルス・クリッパーズを7戦で破っている。
マーク・ダイグノートHCは、選手たちがプレッシャーにうまく対処したと語った。「朝起きて、その日の試合を一生忘れないだろうとわかる試合はそう多くありません。第7戦はその一つです。そのような状況で集中力を保ち、今日のようなパフォーマンスを見せた選手たちは本当に素晴らしい」と称賛した。
ナゲッツのヨキッチは20得点、9リバウンド、7アシストを記録。プレーオフを通してデンバーの重要な選手であり、サンダーとの第1戦で決勝点を挙げたアーロン・ゴードンは、左ハムストリングの張りを抱えながらも先発出場した。24分間の出場で8得点、11リバウンドを記録した。
ナゲッツの暫定HCであるデイビッド・アデルマンは、「彼が今日プレーしたことは、多くの人が試みることさえしないでしょう。それを敵地でのオクラホマシティとの第7戦でやってのけたのです。私がこれまで見た中で最も信じられないことの一つです。彼は出場しない寸前でした。驚きました」とゴードンの奮闘を語った。
第７戦のかんたん振り返り
サンダーは第1クォーターで11点差をつけられたものの、第2クォーター序盤に逆転。このクォーターで39-20とナゲッツを圧倒し、前半を60-46とリードして折り返した。
第3クォーター序盤には、ゴードンがギルジアス・アレクサンダーの顔に肘打ちを見舞い、フレグラント1のファウルを宣告された。ギルジアス・アレクサンダーがフリースローを2本決め、さらにウィリアムズがショートジャンパーを沈め、サンダーは66-46とリードを20点に広げた。
ケーソン・ウォレスが速攻からヨキッチの上から豪快なダンクを叩き込むと、会場は狂喜乱舞。サンダーは78-57とリードをさらに広げた。その後もサンダーは安定した試合運びを見せ、見事カンファレンス・ファイナルへの切符を手にした。
ナゲッツに圧勝したサンダーは、ギルジャス・アレキサンダーがゲームハイの35得点、ジェイレン・ウィリアムズが24得点、７アシストの活躍。
さらに出場時の得失点差で最多の＋40を記録したカルーソは11得点、３スティール、＋38のウォーレスは７得点、５アシスト、２スティールとベンチメンバーが躍動。
ダイグノートHCは「シリーズ開始時よりも今の我々の方が強くなっている。それは彼ら（ナゲッツ）が我々を限界まで追い詰めてくれたからだ」と語り、激戦を制したチームの成長を強調した。
| GAME7 | 1 | 2 | 3 | 4 | T |
|---|---|---|---|---|---|
| DEN | 26 | 20 | 26 | 21 | 93 |
| OKC | 21 | 39 | 37 | 28 | 125 |