ウルブズがV.ベイカーと契約合意

ミネソタ・ティンバーウルブズがフリーエージェントフォワードのビン・ベイカーとの契約に合意したことが明らかになった。地元紙「セントポール・パイオニア・プレス」が、リーグ関係者からの話として伝えている。
 同紙によると、ベイカーは2日にターゲット・センターで行われるウルブズのメディアデーに参加し、翌3日からのトレーニングキャンプでプレーするとのこと。ここ数年は、オールスターに出場していた頃の面影が無く、移籍を繰り返し期待外れに終わっているが、ウルブスはミニマムサラリーで11月に35歳になるベイカーを迎え入れ、衰えつつあるプレーぶりを見極めるようだ。
 しかし同紙は、ベイカーにもロースター入りのチャンスはあると提言。ドウェイン・ケイシーHCは、ベイカーのソニックス時代のアシスタントコーチ。ウルブズはガードが豊富な一方でフロントコートが駒不足とした他、ケビン・ガーネットがチームにはベテランの存在が必要と話したことも引き合いに出している。ベイカーは、規定期間に渡りチーム残留すると、10年以上リーグに在籍した選手のミニマムサラリーとなる117万8,348ドル(約1億3,900万円)を受け取ることになる。
 1993年のドラフト1巡目(全体8位)でミルウォーキー・バックスに指名されNBA入りしたベイカーは、4シーズンをバックスで過ごした後、トレードでシアトル・スーパーソニックスへ移籍。95年からは4年連続でオールスターにも選出された他、00年には米国代表としてシドニー五輪で金メダルを獲得した。しかし、02年のオフにボストン・セルティックスへ移籍したころから、体重問題やアルコールテストに引っかかるなどコート外での問題が目立つようになり、04年2月にセルティックスを退団。新たに契約したニューヨーク・ニックス、ヒューストン・ロケッツでも活躍できず、昨季所属したロサンゼルス・クリッパーズでは、8試合の出場に止まっていた。通算成績は791試合の出場で1試合平均15得点、7.4リバウンド。

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